木代日誌4.厳島神社の神具をリニューアル?前編

みなさん、こんにちは。

暑い日が続きますが、熱中症にはくれぐれもお気を付けください☀

さて、木代建築工芸では厳島神社のお祭りに使用する神具をリニューアルさせていただきました!!

まずはbeforeをご覧ください^^

▼お供え物を運ぶ籠、お札を収める木箱   ▼榊をお祭りする神具

   

見るからに年季の入った神具たち・・・一体いつ頃のものなのかと棟梁が確認すると・・・

なんとっ!なんと~~~っ!・・・と、見えますかね?

▼八つ足(お供え物を供えるときに用いる)

  

明治18年の9月頃という記述がありました!

明治18年といえば、日本で初めて内閣制度ができた年であり、初代総理大臣を伊藤博文が務めた時期になります^^

明治時代というと、わりと最近のようにも感じますが、約134年前からこの神具たちが厳島神社や氏子の人々の手によって

受け継がれてきたことの偉大さ素晴らしさに、改めて感動し、歴史の重みをひしひしと感じました。

このひとつひとつの神具たちには、長い年月を経て厳島神社を支えてきた人々の思いがこもっている。

だからこそ、棟梁は、その思いを大切にしながら、神具たちひとつひとつを丁寧に確認し新しい神具の制作をおこないました。

神具の美しさ緻密さはもちろんのこと!これから使用する人たちにとっての使いやすさも少しプラスし工夫しました!

after!

     

 

   

桧で作られた新しい神具たちは、息をのむほど美しく、いい香り。

こちらの道具は、神輿巡行の際に使用するお供道具になります。

お神輿の後について一緒に巡行することが習わしなので担ぎ棒も取り外ししやすいようにしました。

そして、職人の技術を使用し、木の節がほとんどない最高の加工で仕上げています。

神主さんも本当に綺麗だ!こんなに重厚感がある神具ができるなんて・・・と感動されていました。

この後、厳島神社にて、神具のご祈祷をおこないます。

ご祈祷の様子等は、また次回の木代日誌にて紹介させていただこうと思います✨

次回、今回使用した木材である桧にもすごく素敵な歴史が!!お楽しみに♡